【8/31更新】今年も広島、長崎に原爆投下された日が近づいてきた。山崎文庫の日誌 2022年8月

東京・赤坂(港区)で営業するバー「山崎文庫」。その店主である、山崎耕史氏によるFacebookの投稿をまとめた。文章と写真は、山崎氏の許可を得て転載している。当記事の内容は山崎氏個人の見解である。(編集部)

8/1(月)
今年も広島、長崎に原爆投下された日が近づいてきた。戦後日本人は、米帝による原爆投下という紛れもない戦争犯罪、大虐殺をあたかも天災かのように受容し、被爆者に同情し、空疎な御題目、核兵器廃絶や世界平和を唱えてきた。今や米帝に怒りを持って、その責任を追及し、反省、謝罪、賠償を求める声は微塵もない。サンフランシスコ講和条約で損害賠償請求権を放棄させられた屈辱にも触れない。オバマが原爆ドーム観光に来て、反省も謝罪もしないのに手放しで喜ぶ。(池上彰は泣いて喜んだ)
原爆による五十万同胞死亡者や原爆症患者の無念を思えば、日本も核武装して、ニューヨークやロサンゼルスに核弾頭落とし返し、恨みを晴らすくらいの気概をもつべきではないのか。それどころか、被爆者を天災の犠牲者とみなし憐れむのは米帝の奴隷=国賊の所業である。もはや日本には国賊だらけ、要するに日本人は存在しないと言っても過言ではない。まさに絶望的である。
なーんて米帝庇護下、国賊=下層アメリカン酔人の月曜放言でした。
皆様、SAKI OTUKA写真展「女たち」来週土曜8.13まで開催中です。
尚、サイトウマサミツさんのスケッチブック、森綾さんの処女短編集、初沢君の林忠彦賞受賞写真集も販売中です。お待ちしてまーす!

8/7(日)
人間が他人からの物質的な支援または精神的な称賛を拒否するのは至難である。その支援の大元が搾取、略奪、窃盗によるものであれ、その称賛が己の意に反する、到底納得できない低脳軽薄ポンコツなものであれ。それを毅然と拒絶できるのは、稀に見る聖人奇人以外、たまたま、偶然、いわゆる真っ当な支援者、讃美者に恵まれている人間らにすぎない。彼らは己の特権的な立場性を省みていないのである。
今回、邪悪極まる、殲滅すべき、統一協会の支持、称賛を拒否できなかった国会議員を糾弾することはたやすい。しかし、自分が彼らの立場だったら、邪悪の誘惑を拒めるかどうか、甚だ自信がない。統一協会によるヘーゲル、マルクスの物心両面のハイブリッドな承認に抵抗するのは至難の極みである。まさに絶望的だ!
皆様、SAKI OTUKA展、来週土曜日まで開催中です。尚、森綾さんの処女短編集、サイトウマサミツさんのスケッチ集も引き続き販売中です。初沢君の林忠彦賞受賞写真集は完売致しました!
呑んだくれてお待ちしてまーす!

8/15(月)
今日、日本には偽りのナショナリズムが瀰漫しすぎである。右翼、保守、愛国を謳う奴ら(百田尚樹、櫻井よしこ、日本会議等々)が大概単細胞丸出しの歴史修正主義者であり、反中、反韓、反北朝鮮、反露である。(それをポンコツエセ左翼が叩いてから騒ぎ)保守、右翼、愛国というなら、まず真っ先に米英打倒への強烈な意志を示すべきではないのか!!それなしにどれだけ勇ましく反中北露を表明しようが、天皇崇拝しようが、靖国神社に参拝しようが、憲法改正を唱えようが悉く国賊である。
そもそも歴代国賊宰相、中曽根、小泉、安倍らの靖国参拝は英霊への冒涜以外の何ものでもない。英霊は米英へ決死の闘いを挑んだ人々である。(無論、アジア太平洋侵略も行った)英霊の無念を晴らすべく米英打倒を誓うどころか、米帝に煽られるがまま、非知性的に中国、朝鮮、ロシアへの民族差別意識だけを肥え太らせる。これは、本来的な右傾化ではなく、極限的な米帝の真性奴隷化でしかない‼️そのうち日本も米帝の煽動により、台湾有事を媒介にしてウクライナに成りかねない。しかし、戦後77年米帝庇護下、米帝の侵略戦争に加担しながら、エセ平和国家として経済的軍事的恩恵を享受してきたこともまた紛れない事実だ。今更米英帝打倒なんぞ虫が良すぎ、非現実的である、といえばそれまでである。まさに絶望的だ。というわけで今夜も呑むしかない!
皆様、明日8.15(月)から8.20(土)まで、モダンアートプロデュースの美人画展を開催します。
ぜひお運びください。お待ちしてまーす。
尚、森綾さんの処女短編集、サイトウマサミツさんのスケッチ集も引き続き販売しております。

8/22(月)
本日より舞山秀一さんのご紹介でP.M.Kenさんの写真展を開催します。
9月10日土曜日まで。
展示写真は、P.M.Kenさんの「crosspoint」と題されたシリーズ。海外の風景と日本の風景をデジタルカメラで撮影し、合成して、新たな風景を生み出すもの。一般に左右上下対称な見事なシンメトリーは知覚に重力的な均衡をもたらし、全体的な調和や統一性をもたらす。しかし、P.Mさんの合成する対象はモンサンミッシェルと軍艦島、カーネーギーホールと日比谷公会堂、鴨川とセーヌ川、ニューヨークと渋谷などで、一見美しい均衡とみえるものが、見れば見るほど未知で不気味な風景へと変貌する。まさにブレヒトの言う異化効果である。これは実際に目にしないとムービーでは体験できない。 
というわけで、皆様、ぜひご覧いただきたいと思います。お待ちしておりまーす。
尚、店内ではP.M.Kenさんの写真集『crosspoint』も販売しております。
(また引き続き森綾さんの処女短編集、サイトウマサミツさんのスケッチブックも販売中)

8/23(火)
齢48歳、男も女も沢山の人間と絶縁してきた。絶縁した人間は大概、束の間、或いは一定期間蜜月だった。永遠の愛、一生の友愛を誓いあった関係も少なくない。あんなに愛していたのになんで忌み嫌い、憎しみを抱くに至ったのか。どれほど考えても埒が開かない。相手への憎悪と共に己の失態による後悔や反省が怒涛のように押し寄せて胸が苦しくなる。だからもう何かを偏愛するのをやめようと思えてきた。どうせこんな愛は束の間にすぎない、飽きて喧嘩別れが関の山だ、ばかばかしい、と。挙句はどうせ死ぬんだから、何をやっても、となる。虚しいばかりだ!
なーんて酔っ払いの火曜放言でした!
皆様、只今P.M.Kenさんと写真展開催中です。お待ちしてまーす!写真は六本木時代、蜜月後、絶縁した人の撮影。元気かな。

8/29(月)
昨日、ゴールデンスパを出た後、買い物をして(まだ素面)自転車で帰る途中、小雨が降っていた。家を目前にして、水溜りで滑り、派手に転倒した。左脇腹を強打した。自転車は車道の真ん中に投げ出された。買ったばかりの玉ねぎや白菜なども散乱した。目前にタクシーが迫っていた。が、激痛の余り動けない。意外にも死ぬとか轢かれるなんて恐怖心は微塵もなかった。ただ、純粋に観念した。すると、タクシーは直前で止まった。
通りがかりの親切な人が玉ねぎを拾ってくれた。なんとか立ち上がって野菜を袋につめ、自転車を押して帰宅した。
すると、後からだんだん恐ろしくなってきた。もし轢かれていたら死ぬか、不具になっていたに違いない。今でも思い出すだけでぞっとする。これを神の差配で生かされたなどと物語化する気は毛頭ない。ただ、人間いつ何があるかわからない。どんなに用心していても関係ないのだ。まさに絶望的である。というわけで、肩も脇腹も痛いので呑むしかない。
皆様、p.m.Kenさんの写真展、9月10日まで開催して、写真集も販売しております。お待ちしてまーす。尚、森綾さんの処女短編集、サイトウマサミツさんのスケッチ集も引き続き販売中です。

8/30(火)
若い頃、水商売で黒服として働いた。酒癖の悪い客を沢山見てきた。説教、お触り、暴言罵倒、執拗な口説き等々。ホステスが嫌がる姿も散々目にしてきた。身内意識をもって、ホステスに同情し、義憤に駆られた。と同時に我慢料、迷惑料として高い日当をもらっているのだから致し方ないとも思っていた。(今思えばこれは根本的に女性蔑視思想だ)
その後、私は黒服をやめ、金融の世界に足を踏み入れ、30を目前にして泡銭を得た。すると、今度は自分が酒癖の悪い客となった。出禁になった店も少なくない。金さえ払えば何をやってもいいと思い上がっていたのである。水商売の女性への人権侵害という意識が欠落していた。思い返せば恥じ入ることだらけである。よって、香川照之を笑えない。それどころか、香川の話題を目にする度、かつての己の悪業を突きつけられる思いだ。猛省、というわけで今夜も呑むしかない。
皆様、p.m.Kenさんの写真展開催中です(9.10まで)プリント及び写真集も販売中です。
尚、サイトウマサミツさんのスケッチ集、森綾さんの処女短編集も引き続き販売しております。お待ちしてまーす。写真は店内のパノラマ。

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