東京・赤坂(港区)で営業するバー「山崎文庫」。その店主である、山崎耕史氏によるFacebookの投稿をまとめた。文章と写真は、山崎氏の許可を得て転載している。当記事の内容は山崎氏個人の見解である。(編集部)
2/1(火)
初沢君と出会ってはや28年目である。大学時代、彼はお洒落で、痩せていて、美男子であった。やたら女にモテた。いつも美人を連れていた。モテない、風俗狂いだった私は激しく羨やんだものである。時は流れてお互いアラフィフになった。今や初沢君は二重顎で、お腹ぽんぽこりん、髪もボサボサである。年がら年中ダイエットだ!と言いながらよく食べてよく飲む。本日より、そんな初沢君の写真展を開催します。来週あたりお祝いにとんかつをご馳走しよう!
皆さま、ぜひお運びください。写真集も販売しております。さあ飲むぞー!
2月1日から3月5日まで。
2/6(日)
昼間、飯倉片町、ロシア大使館付近で右翼の街宣車に遭遇した。北方領土返せ、と大騒ぎだった。威勢だけはよかった。が、こいつらは根本的に相手を間違っている。我々日本人は北方領土云々の前に、米帝から本土すら奪還できていない。北方、尖閣、竹島問題はその目眩しである。我々は本土を米帝に侵略されたままだ。敵は米帝にあり!しかし、米帝は怖いお父さん、だから優しいお母さん(露帝、中帝、韓国)に八つ当たりである。無惨極まりない、いい加減にしろ!とまあ、軍神山下にどうやって申し開きできるか!悩ましいかぎり。しかし、お前は何だよと言われたら、呑むしかない!なーんて退屈な日曜放言でした。
皆さま、初沢くんの写真展3月5日まで開催しております。呑んだくれてお待ちしてまーす!
2/12(土)
昼間、不意に蛍光灯の下で己の陰部を見た。陰毛が白髪だらけであった。毛抜きで1本1本根元から抜いた。抜いても抜いてもキリがない。30本ほど抜いてやめた。
普段、人間は老い衰えゆくにまかせればいい、と嘯くくせに、惨めな悪あがきである。これでは巷に蔓延る若返りへの狂奔を笑えないではないか!こうなったら若返りを求めて⁉️呑むぞー!
写真は来月7日からはじまる、「有末剛の世界展ー愛夢ーいはらほつみ写真展」のご案内です。皆様、お待ちしております。
2/14(月)
毛沢東『矛盾論』に不滅の金言がある。質的に異なる矛盾に対しては質的に異なる闘争を組織しなければならない。一つの矛盾における解決方法(闘争)を他の諸矛盾へ千篇一律にあてはめてようとするのは教条主義である、諸矛盾の特殊性を理解しなければならない。この金言に従えば、今日、山中伸弥がコロナに関してポンコツな主張を連発し、村上春樹や小泉今日子がポンコツな政治発言を連発するのを有難く拝聴するのは大いなる誤りである。一つの分野においていかに偉大でも、異なる分野においてポンコツであることは免除されない!!この世においてオールラウンドプレーヤーなんぞ幻想である。日本に蔓延る教条主義(権威主義)には毛沢東の批判がいまだ有効だ!毛沢東バンザイ!!なーんて連休明けの月曜放言でした。
皆様、初沢君のコロナ禍写真展、3月5日まで開催しております。写真集も好評販売中。お待ちしておりまーす。さあのむぞー!
2/18(金)
自分が熱狂しているものは他人に強要したくなるものである。これを読め、見ろ、聴け、でなければ人間失格である、と。しかし、強要された側はそれに従う必要などない。従うことは軍門に下ること、罠である。門そのものを拒絶、破壊しにかかっていいのである。そんなもの読むか、見るか、聴くもんか、人間失格上等である、と。そもそもこの世に他人から強要されなければならないものなどただの一つもない‼️なーんて他人には散々あれこれ強要してきたくせに、強要されるのが嫌いな私である。
皆さま、初沢君の写真展開催中です。(3月5日土曜まで)選りすぐりの傑作揃い、ぜひご覧ください。見ないと損、写真集も買わないと損、なーんて強要は致しません。気が向いたらお願い致します!今夜は華金だ、さあ呑むぞー!
2/24(木)
露帝のウクライナ侵攻でウクライナに同情し、露帝に反対する日本人が湧出して気持ち悪い。こいつらは欺瞞の極みである。日本はこれまで米帝の侵略戦争に協力、加担こそすれ、一ミリも反対してこなかった。その恩恵を享受し続けきた。また軍事的にも米帝の庇護下、モラトリアム国家である。我々に露帝のウクライナ侵略を非難する資格など微塵もない。この世には友か敵かしか存在ない。公平中立、第三者的な立場など空想上にしか存在しない(悉く友か敵の亜種)。日本人は米帝支配下で平和ボケし、この当たり前の現実から逃避し続けてきた。無惨である。米帝と共に血塗られた偽物の正義感、民主主義をふりかざし、露帝を非難するなんぞちゃんちゃらおかしい!!露帝を云々する前に米帝打倒だろ!なーんてくだらない木曜放言でした。さあ呑むぞー!
皆さま、初沢君の写真展来月5日までとなりました。お待ちしてまーす。
2/26(土)
野生の鹿を狩猟し、屠殺し、解体する料理人の番組を見た。鹿を苦しまずに殺すこと、無駄なく食べて血肉化することで供養になる、鹿が天国で喜んでいる風な妄言を吐いていた。アホか!と思った。生存本能を断ち切られ、殺された鹿は死ぬ瞬間まで(長かろうが短かろうが)猟師を敵として憎しみ以外いかなる感情も持たずに絶命したにちがいない。アホ猟師は事後的自己合理化したチンケな物語に酔いしれているだけである。戦争仕掛けて相手を殺して、お前らのためだ、というふざけきった論理である。しかし、それが人間の実相であり、歴史である、としたらどうか。まさに絶望的である。なーんて昼から呑んだくれておりまーす。
皆様、初沢君の写真展開催中です。サイン入り⁉️写真集も好評発売中です。お待ちしてまーす。
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