山崎文庫の日誌 2020年7月

東京・赤坂(港区)で営業するバー「山崎文庫」。その店主である、山崎耕史氏によるFacebookの投稿をまとめた。文章と写真は、山崎氏の許可を得て転載している。当記事の内容は山崎氏個人の見解である。(編集部)


7/1(水)
ローマの貴族は美食に耽った。しかし、胃袋には限界がある。よって、吐瀉剤や鳥の羽を使い、吐いて食ってを繰り返した、という。最近、日本で華奢な若い女子らによる爆食い動画が人気だ。彼女らは何キロものステーキやラーメン、ご飯をきれいに平らげる。そこに大食い選手権のような悲壮感はまるでない。なかには何百万回も再生されるものもあり、彼女たちはそれで生計を立てている。ローマには奴隷がいた。ろくに飯も食えなかったに違いない。いまでも同じである。飢餓に喘ぐ人々が国内外問わず、全世界には無数にいる。爆食い女子たちが吐いているかは知らない。しかし、栄養を摂取するために、生きるために食べているわけでないことは確かだ。(摂食障害を逆手に取って商品化していたとしても)これらを奇行として当たり前に面白がる、あるいは己の食欲を昇華する(ダイエット)手段として見る。そんなことが大手を振って許容されるのは、モラルに反するのではないか、北朝鮮人民のことも考えろよ、なーんて、最近三年食太郎という女子の爆食い動画にハマって再生しまくっている私の妄言でした!皆様、ひとり呑んだくれてお待ちしておりまーす!
写真は工藤真衣子さん撮影。https://attrice.jp/
なお、伊島薫展パート3、今月18日までとなります。20日から初沢くんのコロナ禍写真展です。宜しくお願い致します。

7/3(金)
日本では年間約二万人が自殺する。19歳から35歳までの死因では自殺が一位だ。戦争も紛争もないのに異常である。死にたくなるような世の中をやめにしたい。生活の安定、働き方に余裕があればこんなことにならない。全部政治が悪いんだ!とにかく生きてくれよ云々。山本太郎の叫びである。
ふざけるな、この単細胞が!西部邁が生きていたら憤激していたにちがいない。ハイデガーは喝破した。人間は何か理由があって不安なのではない。善政がない、金がない、家がない、学歴がない、愛がない、女がいない等々、こんなものは二次的なものに過ぎない。人間存在は何の理由もなく不安である。この不安から逃亡することが頽落である、と。よって、山本太郎の如きは頽落の極みである。まだ自分だけ頽落しているぶんにはいい。しかし、自殺する人間たちを憐み、蔑むとは何事か!べつに頽落しようが、根源的な不安と対峙して死のうが、狂おうが人の勝手である。山本太郎にとやかく言われる筋合いはない!だいたい政治が改善されたらバラ色の、生きててよかったという世界が来る、なんぞこの世を、人間存在を舐め切ってるとしか思えない発言だ。これを否定したら彼は現政権に騙されているなどとほざくに違いない。己はあくまで他人を救済していると信じてやまないのだから。まさに山本太郎は邪悪そのものだ!こんな奴に都政を任せたら小池より悲惨な恐怖政治が到来するだろう。生きろ、生きろ、何が何でも生きろ、と強制される政治が。真っ平御免である。というわけで今夜も山本太郎を腐して呑んでまーす!皆様、お待ちしてまーす。
伊島薫展パート3開催中です。
7月20日より初沢亜利写真展を開催します。なお、7月28日は初沢くんの47歳の誕生日会をやりたいと思います。よろしくお願い致します。

7/4(土)
有名な知識人の中にやたら政権を批判する奴らがいる。差別、貧困、不正に声だけあげる奴らがいる。安倍総理や麻生大臣をはじめネトウヨ、差別主義者などに罵詈雑言を浴びせ、嘲笑し、愚弄する。それで、反体制反差別運動家気取りである。かつて、言葉が武器である時代はあった。いまも香港や北朝鮮、中国などではそうだ。しかし、今日の日本では検閲、言論統制は皆無である。この状況下で支配的イデオロギー、支配的な行動様式や消費様式を体制側と共有しながら、口先だけ野蛮に反体制、反差別を叫ぶ。シニシズムは反動だ、まずは声をあげることから、デモに参加すればいい、オルタナティブを示す必要はない、これがいつかは革命につながる云々。バカも休み休みいえ!体制とシニシズムとお前らに距離なんか1ミリもない。こいつらは体制と物質的基盤を共有し、その恩恵を享受しておきながら、良心の呵責を感じたくない破廉恥漢である。とにかく気持ち悪い!とまあいつも通り糞エセ左翼を腐して今夜も呑んでまーす!暇でーす!皆様、お待ちしてまーす!
伊島薫展パート3開催中!

7/9(木)
3月25日、都内で41人の感染者が確認された。小池が「感染爆発重大局面」とはしゃいだ。世間も同調した。
3月29日、志村けんが死んだ。小池がその死をコロナの危険性を世間に知らしめる「最後の功績」と称えた。世間は悲しみと恐怖から緊急事態宣言を待望した。
4月7日、緊急事態宣言が発令された。世間は全体主義国家さながら一斉に自粛した。飲食店など軒並休業した。口先で文句は言えど、猫も杓子も小池に同調した。愛するゴールデンスパも休業した。なんなんだこのクソみたいな世間は、空気は、と私と初沢君は反発した。山崎文庫は休業要請を拒否し、深夜まで店を開け続けた。初沢君は自粛要請を拒否し、不要不急の外出を続けた。都内をほっつき歩いた。スナップ写真を撮り続けた。facebookに投稿した。無論、要請の拒否は何ら罰則を伴わない。よって大したことではない。もし官憲が来たら抵抗は容易でないのだから。万が一、彼の拒否を崇高化や超越論化するオナニー言説があれば、それにこそ徹底的に抵抗したい!
そんな緊急事態宣言下のある日、柏書房の竹田氏が文庫にきた。初沢君と隣席した。意気投合した。トントン拍子に事が運び、写真集出版とあいなった。(今回は創作余談が一切ない、カッコよく言えば写真が見事に雄弁である)
山崎文庫では、7月20日より、初沢君の写真集発売を記念して写真展を開催します!呑んだくれ初沢君の暑苦しい創作余談をどうしてもという方、店内で承っております!皆様、お待ちしてまーす!写真集は税込1980円。写真展見学は無料です。16時開店。
港区赤坂6-13-6赤坂キャステール1階
0355449727

7/12(日)
若い頃、よく古本屋に行った。とりわけ神保町、早稲田、本郷、西荻等々。まだインターネットのない時代だ。専門外の本に関して価格の落差があった。例えば、上林暁「白い屋形船」が田村書店で5000円、田舎の書店では500円というように、掘り出し物を見つけられた。逆に、金がなくて段ボールにジイド全集詰めて売りに行った際(買い戻した)大雲堂の親父が同情し、高値で買ってくれた。それが今やネットを開けば相場は一目瞭然である。何もかも機械的である。ほんとうにつまらなくなった。なーんて言うのは昭和生まれアラフィフの悲哀か。先日、久々神保町を歩いた。写真は、田村書店前、ビニールカーテンはコロナ対策ではない。雨が降った時の、変わらぬ光景‼️
伊島薫展パート3、7月18日までとなります。
7月20日から初沢亜利コロナ写真展スタートします。
皆様、宜しくお願い致します。よい日曜日をお過ごしください。

7/15(水)
ダウンロード数、フォロワー数、アクセス数、販売数、支持率等々、今日多数への信仰が異常極まる。誰も彼もがなにふりかまわず多数の支持、承認を求める。あたかも田中角栄の言葉が日本人総体に、その日常生活の隅々にまで行き渡ったかのようだ。
「政治は数であり、数は力、力は金だ」
しかし、数は必ずしも正義ではない。真理でもない。今こそパスカルの箴言を思い起こすべき時である。
「人は正しいものを強くすることができなかったので、強いものを正しいとしたのである」
「人はなぜ多数に従うか?いっそう多くの道理があるからか?否、いっそう多くの力があるからだ」
またしても緊急事態宣言を国民の8割が待望しているという!ふざけるな土人ども!安倍総理にはぜひとも世論を、女帝小池を、マスコミを無視して緊急事態宣言再発令拒否、ゴートゥーキャンペーン断行を期待したい!
山崎文庫は仮に緊急事態宣言が再発令されても、来週20日午後4時より、初沢君の「東京、コロナ禍」写真展を開催致します。店内で写真集「東京、コロナ禍」(税込1980円)、額装プリントも販売しております。ぜひとも〝多数の〟皆様のご来場、ご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。なーんて矛盾かな。というわけで、今夜は一人呑んだくれております。
皆様、お待ちしておりまーす。

7/17(金)
日刊ゲンダイ、ひたすら安っぽい政権批判とコロナ恐怖を煽る、悪辣な単細胞新聞である。本日一面はGOTOトラベルキャンペーン批判だ。政府と小池の無能無策でコロナ感染が再拡大した。そこへGOTOトラベルでさらに感染拡大だ。旅行業界やその事務手続きの受託先が自民と蜜月である。癒着である。第二波来たらこの国の息の根が止まる。これは人災だ。犯罪的脳天気政権を批判せよ。(典型的な害悪の転移)しかし、このクズ新聞の三十面、三十一面は全面的に性風俗産業の広告である。鶯谷、主婦の火遊び60分1万円、ノーパンでお伺い、キスから始まる甘い誘惑60分12000円ゲンダイみたで2000円引き等々。不特定多数と濃厚接触するコロナ感染拡大の中心ともいえる産業を大々的に支援しておきながら、よくもまあいけしゃあしゃあと政府や都知事を罵倒できるもんだ!笑わせんな!とはいえ、若い頃私は人の何百倍もこの広告面にお世話になったことを明記しておかねばなるまい。今夜はこの広告面見ながら呑むぞー!皆様、伊島薫展明日最終日です。また来週20日から初沢君の写真展開催します。宜しくお願い申し上げます。

7/21(火)
三密回避、ソーシャルディスタンス、手指衛生、マスク着用等、コロナ予防のため徹底せよ、ポンコツスローガンである。実際は感染経路不明が大半である。こんな予防手段は所詮子供騙し、気休めにすぎない。にもかかわらず日本人は手段を目的化して予防に狂奔する。滑稽の極みである。それよりもナンセンスなことがある。性風俗産業の野放しだ。日本では生フェラ、ディープキス、素股等々濃厚な粘膜接触が基本である。ここ数年日本で梅毒はパンデミックを起こしているが、話題にもならない。都内には性風俗店は店舗型、派遣型含め700軒以上ある。ネットで見る限り、宣言解除後は元の賑わいを取り戻しつつある。出勤する女性は仮に700軒✖︎15人としても1万人、客はその数倍になるわけだ。客の身元なんて不明である。そもそも性風俗に通う男達も受け手の女達も、コロナなんか怖いわけがない。無意識的であれ意識的であれ、彼らは皆、エイズ、梅毒、クラミジアその他性病に罹患しても仕方がないと腹を括っているのだから。店側は定期検査を徹底してます、なんて言うが、検査後にエイズの患者がきたらなんの意味もない。常に一か八かである。日本の馬鹿げたコロナ対策を嘲笑うかのように、今日も性風俗産業は賑わい続ける。コロナ如きなんのそのだ。要するに日本のコロナ対策は、栓してない風呂にお湯をじゃぶじゃぶ注いでるようなものである。笑うしかない!しかし、私は決して性風俗産業に関与する人々の覚悟性を軽んじるものでないことは明記しておきたい!
皆様、昨日より初沢亜利写真集『東京、コロナ禍』発売記念写真展、開催中です。呑んだくれてお待ちしておりまーす。今夜は暇でーす。
ポスターは横木さんが作成してくれました。立派な胡蝶蘭は由美ママからのものです。ありがとうございます。

7/25(土)
本棚を背にしていると、一番好きな作家は誰ですか?とよく聞かれる。聞かれるたびに戸惑う。大概かつて初版、署名入り、全集を買い求め、愚作も駄文も何もかも無条件的に肯定した、熱狂した作家をあげる。饒舌に作家と作品について語ってみる。もう今は読みたくない、読んでも不感症なのに、だ。これは別れた女との恋愛を事後的に美化し、懐かしむのと同じである。大いなる欺瞞である。もう二度と生きるか死ぬかの、作家と読者、男と女の緊張関係(死闘と蜜月)がもどることはないのだから。
先日、高橋和巳を神格化する男がきた。若い頃からずっと高橋和巳を読んできた、と。彼なら躊躇なく好きな作家は?に回答するだろう。しかし、これもまた欺瞞である。こんな「好き」は作家との緊張関係を回避した片恋慕、オナニーにすぎない。
よって、そもそも好きな作家なんか問うのも応えるのもナンセンスだ!なーんて言ってみたものの、他人にはついつい聞いてみたくなる。あなたの一番好きな作家は誰ですか?
皆様、連休3日目、初沢君の「東京、コロナ禍」写真展開催中です!店内で、プリント、写真集(税込1980円)ともに販売しております。本人も在廊中につき、創作余談いくらでも承ります。呑んだくれてお待ちしてまーす!

7/28(火)
自死を選んで何が悪いのか。この国のバカエセ左翼どもはやたら生存することを他人に強要する。自死を選ぶのは悪であり、病であり、その原因は悪政であるというわけだ。独善にもほどがあるわ!彼らはALS患者嘱託殺人事件において、一斉に石原慎太郎を叩いて人権派気取りである。石原を「クソ爺」「最低のオス」と呼び、「黙れ」「叱ってやる」「通報したからな」「社会的に葬る必要がある」などとツイートしている。無論、石原がALSを「業病」と呼んだことには賛同できない。自殺幇助を切腹における介錯に例えたのも間違いだ。しかし、今回の自殺幇助を優生思想に基づく殺人だと片付けるのはおかしい。明らかにALS患者は自ら死を望んでいた。この事実を封殺して石原慎太郎、優生思想叩きに終始するのは、患者らの意思を無視した、人権侵害である。彼らこそ自殺を望む人間を差別する、インチキ反優生思想の持ち主である。くたばれ、バカエセ左翼ども!というわけで今夜も呑んでまーす。今日は初沢君の誕生日です。47歳‼️50歳まであと3年‼️おめでとう。写真集「東京、コロナ禍」好評発売中です。宜しくお願いします。イラストは姫作。

7/30(木)
新型コロナの感染経路は大半が不明である。だから、誰かの何かのせいにしないとやりきれない。小池がまたしても愚劣な営業短縮要請を打ち出してきた。害悪の転移を行った。飲食店とカラオケ屋が血祭りにあがった。ふざけるのもいい加減にしろ。先日も書いたが、問題は明らかに超絶濃厚接触を基本とする性風俗産業である。日本の多様な性風俗文化は生!生!生!とにかく粘膜濃厚接触を基本とする。ディープキス、生フェラ、素股、本番だって交渉次第で生の場合も多々ある。AF以外のゴム付きサービスやキスなしでは客なんかつかないからだ。ピンサロ、ヘルス、イメクラ、デリヘル、ソープ、セクシーパブ、カップル喫茶、ハプニングバー、乱行パーティー、キャバクラ(客と店外で濃厚接触することも多々ある)全部合わせたら一日に全国で何百万、何千万?もの男女が超絶濃厚接触に励んでいるわけだ。ホストやサパーがクラスターだというが、これも納得できる。客の大半は性風俗産業に従事する女性たちなのだから。この現状を等閑視していくら手指衛生、マスク着用、三密回避、テレワークなどに狂奔してもまるで無意味である。複数人の会食、満員電車、ライブハウスなどを問題視する前に性風俗産業を一旦止めるしかない。なーんて言ってみたものの、エイズも梅毒も恐れぬ我ら日本人には通じないだろう。自分も昔なら間違いなく突撃していたに違いない。まさに野蛮な未開民族である。土人である。進め、一億火の玉だ!打倒鬼畜新型コロナ!さあ今夜も小池も含めた愚かな我ら日本人にカンパーイ!
初沢亜利写真展「東京、コロナ禍」開催中。写真集も販売しております。皆様、おまちしておりまーす。

7/31(金)
ホロコーストをやたら取り上げて批判する日本のポンコツエセ左翼や知識人が嫌いだ!こいつらは我らが先祖によるアジア太平洋侵略、略奪、搾取、虐殺には表面上謝罪するも、己の安寧を犠牲にすることはまるでない。ナチスを執拗に叩き、我らが先祖の一部、軍国支配者(A級戦犯)を罵倒する。それであたかも我らの先祖がナチスと同盟を結び、ホロコーストへ間接的に加担した責任、アジア太平洋侵略の責任、またその恩恵を享受し続けてきた自らの責任を免罪されるかのようだ!そんなわけないだろ!アホども!戦後日本は憲法9条と非核三原則を盾に平和国家を気取ってきた。大いなる欺瞞である。実際は、米帝の侵略戦争へ全面的に加担し、その恩恵を享受してきた。我々の実生活そのものがいかに血塗られたものであるか、想像力を働かせるべきだ。ナチスを云々してる暇あったら東アジア反日武装戦線の「反日革命宣言」やキムチョンミの「中国東北部における抗日朝鮮・中国民衆史序説」でも読め!というわけで今日もポンコツエセ左翼を腐して、欺瞞的安寧の中、呑んだくれております。
皆様、初沢くんの写真集発売記念写真展、八月も小池の要請をガン無視して開催します。宜しくお願い申し上げます。

山崎文庫
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