東京・赤坂(港区)で営業するバー「山崎文庫」。その店主である、山崎耕史氏によるFacebookの投稿をまとめた。文章と写真は、山崎氏の許可を得て転載している。当記事の内容は山崎氏個人の見解である。(編集部)
11/12(土)
沢田研二展が始まって十日経った。連夜、何十年も熱狂的なジュリーファンの方達がお越しになる。大概、皆私より先輩の女性たちだ。三万近くする写真集も既に入手済みで、もったいなくて開けられない、シルクの手袋を着用して見ている、観賞用と保存用2冊買った、死んだら棺桶にいれてもらう、などと仰る。異様だと思う反面、羨望の念を禁じ得ない。私にもこんなふうに絶対的な執着があればいいのに、と。とにかく熱しやすく冷めやすい、気の多い私は同じものに長く深く執着できない。常にあれもいいな、これもいいな、となる。白石麻衣もいいな、大原麗子も小林ひとみも仁科百華も滝川クリステルもファンビンビンもシャリーズセロンも森高千里も武井咲も最近では与田祐希も、、、
とキリがない。これは気質の問題なのか、あるいはいつか私にも私のジュリー(神)が顕現するのだろうか?なーんてつまんないことを考えながら呑んだくれておりまーす!
皆様、横木さんの沢田研二展開催中です。お待ちしてまーす。尚、引き続き森綾さんの処女短編集も販売しております。
11/29(火)
サッカー日本代表が勝ったの負けたのと大騒ぎにうんざりである。連日メディアの煽りは醜悪極まりない。普段はまるで国防にも愛国にも関心のない人々が急にナショナリズムに目覚めたかのようにニッポンニッポンとはしゃぐ。かつて福田和也は「品なきナショナリズムは国を滅ぼす」と宣った。まさにこういう軽薄かつ幼稚で、非知性的エセナショナリストたちは、危険ではないか。米帝の思惑通り、メディアに反中、反韓、反北朝鮮、反露を煽られて敵意を募らせかねない。あげくは日本も第二のウクライナにされて滅びかねない。真のナショナリストは絶対に反米である。反米なくして、どれだけ威勢よく保守、右翼を自称し、愛国を謳おうがニセモノでしかない。
とにかくサッカーなんかさっさと負けちまえ!とまあ酔っ払いの水曜放言でした。
皆様、横木さんの沢田研二写真展、今週土曜12月3日が最終日となります。
お待ちしておりまーす!
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2 thoughts on “サッカー日本代表が勝ったの負けたのと大騒ぎにうんざりである。山崎文庫の日誌 2022年11月”
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