岐阜で生まれ育った親父はとことん海に縁のない人生だった。編集Sの日誌 2020年12月

12/1(火)
レイプ、暴行、恫喝。こうした暴力行為をはたらいて炎上した有名人がメディアに向かって弁明するとき、決まって自身の行いを矮小化する。
いわく、「合意があったと思った」「ちょっと押しただけ」「注意しただけ」。
しかし連中はたいてい、常日頃からこのような暴力行為をはたらいていた可能性が高い。
とすれば彼らこそは暴力に憑りつかれ、暴力に魅入られた暴力教の信者なのであって、彼らにとって暴力とは神聖なる権能の行使であったはずだ。
彼らがメディアや法廷で本来なすべき説明はこうである。「嫌がる相手を殴って黙らせ、無理矢理挿入した」「拳をフルスイングして顎を打ち抜いてやった」「生まれてきたことを後悔するくらいの悪辣な罵詈雑言で尊厳を叩き壊してやった」。
そして暴力を嫌悪する大衆の非難を進んで受け、こうした大衆が欺瞞的に支持する国家暴力装置であるところの死刑も進んで受け、暴力教の殉職者となったらどうなんだ。

審美眼的に是としうる一貫性とは、そういうことだ。

12/28(月)
昨日から妻子が里帰りしているので、ついつい特殊書店視察をば。
「好きなAVはどんなものですか」と問われると困ってしまう。
同一のジャンルでも、女優や監督によってずいぶん趣が異なる。
女優がすごく好みだったら、直接的な性行為をしてなくても顔だけでいけたりする。

しかし「嫌いなAV」ははっきりしている。
女性1人に対し、男が複数人で対峙するものだ。これはレイプものや逆レイプものを問わない。
1人の女性に対して男が複数、というのが受け付けない。
群れなければ本領を発揮できないような奴は、個として、生物として弱い。軽蔑する。
このようなAVを好む男とは、気が合わないだろう。

12/30(水)
長期休暇恒例の1人長距離下道ドライブの旅、2日目。
今年は岐阜で墓参りだけして、誰にも会わずに帰ろうと思っている。

岐阜で生まれ育った親父は大学進学を機に上京し、俺をもうけてから埼玉県へ移住した。
とことん海に縁のない人生だった(存命です)。
関東平野の内陸部で30年以上暮らしている俺も同様だ。
埼玉県民が遊びに行く海、というとパッと浮かばないが、岐阜県民にとって海水浴といえば愛知県の蒲郡のようである。
俺も小学生の頃、親父に連れられて電車で来たことがある。
幼少期の記憶を辿ろうと、蒲郡駅周辺まで来てみたが、風景がまったく記憶にない。
というか、港があるばかりで海水浴場が見当たらない。
あの時降りたのは蒲郡駅じゃなかったのかもしれないな。

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