1.Halcyon 08:16
2.Grey Garden 06:32
3.Pilgrim’s Rest 03:17
4.First to Die 07:04
5.Light into Dark 02:54
6.Red Cloud 04:14
7.Eyeshine 11:03
8.Diablerie 05:21
9.Feather 13:31
Total:01:02:12
Line Up:
Garrett Morris (Guitars), Dorthia Cottrell (Vocals, Acoustic Guitars), Ryan Wolfe (Drums), Parker Chandler (Bass, COUGH)
Label: Relapse
4thフル。オリジナル・ギタリストAsechiah Bogdan脱退後4人編成となってから初のアルバム。
プロデューサーは前作と同じくJack Endino。ギターが一本になったことによるマイナスが無いことは従来通りのWindhand節炸裂の#1を聴けば明らか。続く#2や#4ではソロ活動も行って更なる表現力を身につけたDorthiaの歌声を中心としたエモーショナルなメロディが光っている。カントリー風のバラード#3、フリーキーな短めのインスト#5で前半を終え、後半に入るとグルーヴィなミッドテンポ#6、ALICE IN CHAINSからのダイレクトな影響を感じさせる13分に及ぶラスト#8と90sグランジ〜オルタナティヴのテイストが色濃く滲む。
緩やかな変化を遂げてきた彼らの最も挑戦的な一枚。然るに、その根は揺るがず。”永劫回帰”というタイトルにはそんな意味合いもあるのかな、なんて思ったりして。
1.Two Urns 08:11
2.Forest Clouds 09:11
3.Crypt Key 05:39
4.Tanngrisnir 05:36
5.Sparrow 04:46
6.Hyperion 05:29
7.Hesperus 14:26
8.Kingfisher 14:19
9.Aition 03:32
Total:01:11:09
Label: Relapse
プロデューサーにNIRVANAらグランジ~オルタナ・バンドの作品を数多く手掛け、最近ではHIGH ON FIREとの仕事で知られるJack Endino (ex-SKIN YARD)を起用した3rd。
ノイズの毛羽立った前作と比べ音像はクリアになっており、丸みを帯びた分厚いファズギターのヒプノティックなリフが骨身に染みる。ギター・ソロはサイケデリック感の演出よりもミスティックな歌声の起伏に呼応するようなエモーショナルなプレイが多くなった。#5と#9はDorthiaの弾き語りフォーク。
焚き火の爆ぜる音にはじまり、眠りを促すようなフォーク・ソングで閉じる構造は秀逸。基本路線はそのままに、奥行きを深め、秘めたポテンシャルの高さを見せつけた良作。
1.Orchard 06:38
2.Woodbine 09:23
3.Feral Bones 08:00
4.Evergreen 06:57
5.Cassock 13:45
6.Boleskine 30:30
Total:01:15:13
Label: Relapse
サザン~スラッジ・メタル・バンドALABAMA THUNDERPUSSYのメンバーだったAsechiah Bogdan(G)らを中心に結成された米国ヴァージニア州リッチモンドのバンドによる2ndフル。プロデューサーはKHANATE他のJames Plotkin。COUGHのParker Chandler (Bass)が加入し、Relapseに移籍しての第一作。初期CATHEDRALやELECTRIC WIZARDを思わせるノイジーな超重量級サウンドだが、サイケ色は味付け程度、女性Voの歌声も中性的で色気やオカルト系の妖しさもない。根本にあるのはSAINT VITUSや初期TROUBLEのオールド・スクールなUSドゥームだ。#4はアコースティックのアシッド・フォーク・ナンバー。
1.Black Candles 06:08
2.Libusen 08:19
3.Heap Wolves 05:04
4.Summon the Moon 10:44
5.Winter Sun 11:50
Total:42:05
Line Up:
Asechiah Bogdan (Guitars ex-ALABAMA THUNDERPUSSY), Garrett Morris (Guitars), Dorthia Cottrell (Vocals, Acoustic Guitars), Ryan Wolfe (Drums), Nathan Hilbish (Bass)
Label: Forcefield
米バージニア州リッチモンドで結成されたバンドの1stフル。
2012年というとモダン・レトロ、70s懐古が主流だった時期。そこにELECTRIC WIZARDやACID KINGといった一昔前に主流だったスタイルで登場し、尚且つ、ビール腹親父系サザン・スラッジの旗手(?)だったALABAMA THUNDERPUSSYのギタリストAsechiah Bogdanが結成したバンドということで結構驚いた記憶があります。
引き摺りきらない歯切れの良さ(ドラムに依るところが大きそう)とキャッチーで透明感のあるDorthia Cottrellの歌声によって聴きやすさと聴き応えを兼ね備えた、後にメンバーが加入するCOUGHにも通じる高純度・高品質のドゥーム・アルバム。
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