Skip to content

Tranquilized Magazine

Extremely Private, Decadent, and Freaky Webzine

  • HOME
  • NEWS
  • INTERVIEW
  • REVIEW
  • REPORT
  • COLUMN
  • AUTHORS
    • 杉本憲史
    • TAKAMASA KATO
  • RANKING
  • CONTACT

SOMALI YACHT CLUB

Posted on 2020年3月1日2020年7月29日 by 隆雅加藤
somaliyachtclub the sun 1024x1024 - SOMALI YACHT CLUB
“The Sun” (2014)

1.Loom 08:20
2.Sightwaster 08:02
3.Up In The Sky 08:12
4.Signals 10:52
5.Sun 07:19

Line Up:
Mezk Erei(Vocals, Guitars), Artur (Bass), Lesyk Magula (Drums)
Label: Bilocation Records/Robust Fellow Production

ウクライナ西部の都市リヴィウのトリオによる1stアルバム。デザート~ストーナーロックにシューゲイザーやドリームポップ、ポストロックをブレンドしたスタイルが特徴で、ともすればチグハグになりかねない所を、元々はジャム・バンドとして結成された経緯もあってか、#2のレゲエ風のパート(ちょっと”Suzie Q”っぽい)やトレモロ・リフ、#3後半のゴリゴリのストーナーパートなど、上記ジャンルのエッセンスを長尺の中で巧みに繋いでゆく。トータルではデザート~ストーナーの範疇なので、シューゲやポストロックを熱心に掘り下げていない人(例:筆者)でも楽しめる内容。

 
2018Somali Yacht Club The Sea 1008x1024 - SOMALI YACHT CLUB
“The Sea” (2018)

1.Vero 11:36
2.Religion of Man 12:00
3.Blood Leaves a Trail 06:19
4.Hydrophobia 06:32
5.84 Days 07:31
6.Crows 09:12

Line Up:
Mezk Erei(Vocals, Guitars), Artur (Bass), Lesyk Magula (Drums)
Label: Bilocation Records/Robust Fellow Production

前作から4年を経てリリースされた2nd。前作はストーナーとシューゲイザー、ポストロックを融合した革新的な一枚とも評され、ウクライナ・ドゥーム/ストーナー・シーンにおいてSTONED JESUSに次ぐ出世頭に。
ミニマルなイントロから徐々に広大なサウンドスケープへと展開していく#1から彼らの成長ぶりが伝わってきます。約4分経ってするりと入り込んでくる歌声は耳ざわり良く、良くも悪くもテンプレ的だった前作よりも抑え気味にもかかわらず感情豊かに。
巧みに変化するギターと抑制の効いたリズム隊によって繊細に、滑らかに進行しながら全体像としての濃淡の鮮やかさが際立っていくような、枯淡の趣すら漂わせる作風。ストーナーのグルーヴとかは大分減退してしまいましたが・・・。
さて、前作のレビューでも書いたようにポストロック、メタルに疎い筆者の本作の聴きどころは#4の後半に突如としてブチ込まれる爆走ストーナー・パート。ここに到るまでの34分半はすべてタメであり、それ以降は余韻である。

Related posts:

NEBULA THE RE-STONED SHOOTING GUNS STONED JESUS
Posted in REVIEWTagged post metal, review, SOMALI YACHT CLUB, stoner, ストーナー, ポストメタル, レビュー

投稿ナビゲーション

MONOLORD
ACRIMONY

SEARCH

ドゥーム/ストーナー/スラッジ/サイケ・ディスクガイド

Popular Posts

  • COLUMN
    【6/26更新】「ベティ・ペイジ」やら「2000連休を与えられた人」やらの話 編集Sの日誌 2022年6月

    6/9(木) リチャード・フォスター『ザ・リアル・ベティ・ペイジ』(訳=伴田良輔、発行=UPLINK、発売=河出書房新社、2000年) 1...

  • REVIEW
    CATHEDRAL

    90年代に”ドゥーム・メタル”を定義し、普及させた最大の功労者。NAPALM DEATHのヴォーカルだったLee Dorian(Vo)、英国のスラッシ...

  • COLUMN
    梵天レコードが選ぶ2021年ベスト・アルバム

      今年も色々ありましたね。以下、順不同。画像タップでbandcamp他に飛べます。 Elder & Kadavar /...

  • INTERVIEW
    芳賀書店三代目、セックスを語る!

    東京・神保町を代表するアダルトショップである、芳賀書店。1936年に巣鴨で創業。かつては出版事業も手がけ、神保町に3店舗を展開していたが、現在は本店の...

  • REVIEW
    ELECTRIC WIZARD

    現行ドゥーム・ロックの王者。中心人物のJus Oborn(Vo, G)は88年にLORD OF PUTREFACTIONを結成。当初はドゥーム・デス・...

  • COLUMN
    ふじみの救急クリニック(埼玉)でPCR検査を受けた

    先週の水曜日から金曜日にかけて寝込んでいました。 発熱があったため、新型コロナウイルス感染者を判別するPCR検査の受検を余儀なくされました。 こん...

  • REVIEW
    ACID BATH

      "When the Kite String Pops"(1994)1.The Blue 06:132.Tranquilized 04:133.Ch...

  • REVIEW
    HIGH ON FIRE

    ”The Art of Self Defense”(2000) 1.Baghdad 05:15 2.10,000 Years 07:53 3.B...

  • INTERVIEW
    芳賀書店三代目、音楽を語る!

    東京・神保町を代表するアダルトショップである、芳賀書店。1936年に巣鴨で創業。かつては出版事業も手がけ、神保町に3店舗を展開していたが、現在は本店の...

  • INTERVIEW
    自分が影響を受けたものを、自分でもう一度表現したい―Hebi Katana×岡崎幸人(Studio Zen) アルバム制作記念対談【後編】

    〝Tokyo Samurai Doom〟を謳い、精力的なライブでアンダーグラウンドシーンにおける存在感を増しているHebi Katanaが、2月23日...

CATEGORY

  • COLUMN
  • INTERVIEW
  • NEWS
  • POST
  • RANKING
  • REVIEW

ARCHIVES

  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • ©Tranquilized Magazine all rights reserved.

Theme: Avant by Kaira
  • HOME
  • NEWS
  • INTERVIEW
  • REVIEW
  • REPORT
  • COLUMN
  • AUTHORS
    ▼
    • 杉本憲史
    • TAKAMASA KATO
  • RANKING
  • CONTACT