1.Love Song 9 02:46
2.Meathouse 04:19
3.Little Lamb 04:39
4.At The Carnal Carnival 04:22
5.Meet Me in the Garden 04:21
6.Lady Jane 02:51
7.Wyrd Sister 04:37
8.Sin’s A Lovely Thing 05:51
9.Yoke 03:49
10.Tarka 03:02
11.Saturn In Pisces 03:24
Rose Dutton (Vocals, Keyboard, Piano, Drums, Guitar, additional Percussion), Edmund Lloyd-Winder (Guitar, Sitar, additional Percussion), Daisy Rickman (Double Bass, Drums, Guitar), Nina Günther (Cello, Flute), Lauro Zanin (Guitar, additional percussion, WAX MACHINE), Wyndham Earl (Guitar, Bass, Synth, additional percussion). Lewis Husbands (Trumpet)
Label:Time Spun Records
英国・ブライトンのシンガーソングライターRose Duttonによるソロ・プロジェクトの1stフル。”ろくろ首”は彼女のステージ・ネーム。同郷のサイケデリック/アバンギャルド・ジャズ・バンドWAX MACHINEのメンバーLauro Zaninが参加している。
日本人なら好奇心を駆り立てられずにおられない名前ですね。かくいう私も名前に魅かれて購入。インタビューによると、ろくろ首の逸話から「男性が抱く、女性が秘めた力、積極性に対する恐怖」を読み取ったそうです。東洋風の魑魅魍魎と西洋オカルトのシンボルが混じり合ったジャポネスク風味のアートワークも素敵。Kate Bushを思わせる蠱惑的な歌声の60~70年代風の幻想的な英国フォークに時折挿入されるヘヴィなディストーション・ギターやスペーシーなシンセが、素朴な夢想が思いもよらず”あちら側”に繋がってしまったような危うさ、閉塞した世界からイマジネーションの力で抜け出そうとするような秘めた力強さが醸し出されています。チェロやピアノといった各楽器による音のレイヤーが幾層にも重なってアブストラクトな音の空間を構築する#8が出色。調べてみたらミックス/プロデュースも手掛けたWindham Earl (Guitar, Bassほか)はエレクトロニカ系の人物だった。現在はRoseとEdmond Lloyd-Winder(Guitars, Sitarほか)とのデュオ編成になっている模様。
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