1.Where Death Meets the Sea 05:46
2.Dear Lucifer 08:41
3.Rust 05:39
4.Wormland 06:05
5.Forgotten Lands 12:44
6.At Niceae 15:35
Total:54:30
Line Up:
Mika Häkki (Bass, ex-Rotten Sound), Esben Willems (Drums), Thomas Jäger (Guitars, Vocals)
Label:Riding Easy
2013年結成、元Rotten Soundのメンバー擁するスウェーデン・ヨーテボリのトリオによる3rdフル。#3にBeastmakerのギタリスト、#3と#6にMondo Dragのキーボーディストがゲスト参加している。前2作も決して悪い出来ではなかったけれど、まあElectric Wizard(2nd~3rd)のフォロワーだよね、というのが正直な印象でした。そこに来て過剰なヘヴィネスを贅肉として切り捨てた本作での彼らの武器は、まずリフ一発の魔力。#1~#3の脊髄反射的に良いと思わせるシンプルなリフでドゥーマー(?)心を鷲掴み。もう一つは前作でも“Planet Caravan”チックな曲があったりしてその片鱗を覗かせていたメランコリックなメロディ。#1、#3のヴォーカルラインやインスト#4後半のヴァイオリン、そして15分に及ぶ最長尺の#6ラストのアコギなど効果的なフックとなっている。アルバムの構成も見事で、前半はリフで聴き手を引きずり込みラストは心地よい余韻と共に解放してくれる。Black Sabbathに帰結する伝統的(≠懐古主義)かつ堂々としたサウンドは痛快。ドゥーム的では全くないアートワークも彼らの自信の表れのよう。